森の中のママ

今日は、友人が遊びに来てくれました☆

たいやき本舗藤家のたいやきのお土産!あんこに白あんにチョコ・・・もちもちでおいしい♪ありがとう。。。


今日は、「切羽へ」で直木賞を受賞した井上荒野さんの『森のなかのママ』を読破。

工学部に通う20歳の私・いずみは、家の離れに住む68歳の伏見さんに振られるところから始まる。

有名な画家だったいずみの父・森園温(モリゾノスナオ)が5年前に亡くなり、未亡人となった素敵な母・毬子(マリコ)の下に、演出家のトリさん、カメラマンのジンちゃん、画商の掛川さんなどが、美術館にしている家に集まるようになる。

伏見さんは、毬子が初恋の人。トリさん、ジンちゃんも、みんな毬子に夢中である。

ある日、テレビ局から頼まれて、毎年恒例で出かけているパパの墓参りのドキュメンタリー番組を制作する事に。

放映されたドキュメンタリー番組には、なんとパパの愛人が出演していた。

どんどんパパの絵を売っていくママに痺れを切らせ、怒りを爆発させたいずみの元からママが失踪してしまい・・・。


子供みたいな無邪気なママを憎む事ができないし、出てくる男性陣がみんな魅力的。

特に、いずみと同じ大学に通う照次郎との駆け引き(?)で、いじらしくて、ドキドキしてしまう。いずみと照次郎の今後が気になります。

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『森の中のママ』:著者・井上荒野。2007年5月25日第1刷。発行所・(株)集英社