ジェイン・オースティンの読書会

彼女たちの人生には、こんなにも小説が身近にあって、生活に色濃く反映されていて、人生の一部になっていて・・・。

http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/janeaustenbookclub/

人生に憤りを感じていた5人の女+1人の男。ジェイン・オースティンの長編小説6編を1人1作の担当で、1ヶ月に1作ずつ読み、感想を語り合う。

2月は『エマ』、3月は『マンスフィールド・パーク』、4月は『ノーサンガー・アビー』、5月は『自負と偏見』、6月は『分別と多感』、最終回の7月は『説得』・・・

ジェイン・オースティンの作品ごとに、映画の物語もおもしろい展開を見せ始め、クライマックスへと差し掛かる。


感情表現の見せ方も好き。夫がいるフランス語教師・プルーディーは生徒に恋をしてしまう。生徒と待ち合わせをし、横断歩道の向こう側に生徒を見つける。そこで信号が「DON’T WALK」と表示され、それを見て、ためらうプルーディーの表情から、自分の理性・自制心・夫への罪悪感等のごちゃまぜな感情をとても上手く表現されていたと感じました。たった信号のそれだけの表示で感情をわからせるってすごいなー

恋・人生・ミライ・女の生き方・・・色々な要素を取り上げているんだけど、何一つ押し付けがましくなくて、最後はとてもさわやかな気分でエンドロールを見ることができました。

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ジェイン・オースティンの読書会」:2007年、アメリカ。監督:ロビン・スウィコード。キャスト:キャシー・ベイカー、マリア・ベロエミリー・ブラント、エイミー・ブレネマン、ヒュー・ダンシーマギー・グレイス